1985-12-03 第103回国会 衆議院 環境委員会 第2号
古くて新しい問題でございますが、新大隅開発計画が昭和四十六年に発表されて以来、十余年の長きにわたって反対の住民運動が展開されている中で、最近の石油備蓄の緊急性の変化等大きな国家的な変革の中で、志布志国家備蓄事業の建設を今進めているわけでございますが、志布志国家石油備蓄基地に係る漁業補償金四十一億二千五百万が昨年十月八日に支払われました。
古くて新しい問題でございますが、新大隅開発計画が昭和四十六年に発表されて以来、十余年の長きにわたって反対の住民運動が展開されている中で、最近の石油備蓄の緊急性の変化等大きな国家的な変革の中で、志布志国家備蓄事業の建設を今進めているわけでございますが、志布志国家石油備蓄基地に係る漁業補償金四十一億二千五百万が昨年十月八日に支払われました。
既に御承知のように、この国家石油備蓄基地、これはもともとは今参議院議員をなさっている金丸さんが鹿児島県知事のころ、昭和四十六年十二月の初め、志布志湾石油コンビナート、日産百万バレルをつくるということで新大隅開発計画としてこれが世に発表され、そのとき、この志布志湾、とりわけ柏原海岸を埋め立てる、こういう問題をめぐり、既に十二年有余にわたって大変な紆余曲折を経てきていることは御承知のことと思います。
これは志布志との関係で、いま起こっておる事態を含めて、環境庁にもこの紛争については責任があると私は思うのですが、大規模開発が入っていないことによる新大隅開発計画、志布志港の計画、そして今度事実上のゴーサインを出された石油備蓄基地の建設というような問題との関係は心配ないとお考えになっておるのか、これでああいうものはやれますと。
○水田委員 新大隅開発計画に入っておるところの海岸というのは特別指定地域に入っておる、それは県知事の管理のもとにそのままやるわけですか。そうじゃないでしょう。だから、それはどうするのですか。以南じゃなくて、以北にも特別指定地域がありますよ。それはどうされるのですかということをお伺いしておるわけです。
新大隅開発計画についてはよく知らないと言う。それは正直ですよ、長官。きょうの御答弁でも間違いをおっしゃったのですから、それくらいの認識だろうとわれわれも思っている。だけれども、そんな認識で新大隅開発計画の中の一部分である石油備蓄基地に対して検討に値するなんておっしゃる資格はないですよ。これはまことにもってのほかだと私は言いたいと思うのです。
新大隅開発計画の一環としてこの備蓄基地の存在があるという計画で今日まで進んできて、これは解除されてないのですから、幾らこの地域指定に対しての解除はしないという方針を環境庁御自身がお持ちになっていても、県自身はその新大隅開発計画というものを御破算にして、ほごにしているということでは断じてないのです。
○本岡昭次君 新大隅開発計画という言葉じゃないけれども、それと同じ意味をもって確認をしたということで、それはそれでわかります。しかし、新大隅開発計画そのものが自然環境を破壊するという事柄から環境庁が待ったをかけてきたというこの経緯は、やはり長官もはっきりと押さえてもらわなければ困ると思うんですね。
いわゆる新大隅開発計画という言葉は私は言いません。それは新大隅開発計画というのは私どもは正式には承っていない、情報としては知っておりますが、正式には承っていないところでございます。
○国務大臣(原文兵衛君) いわゆる新大隅開発計画というもの自体につきましては私どもは正式には承っておらないわけでございます。
これは新大隅開発計画とは別のもので、今後埋め立てについては一切認めない、こういうことでこれは許可をしたはずなんですね。それを今回破るというだけの何か正当な理由がありますか。
○国務大臣(原文兵衛君) 実は、いわゆる新大隅開発計画というものは、環境庁としては正式に承っておりません。しかしながら伝えられる新大隅開発計画というのは、志布志の国定公園の砂浜に一号地、二号地、三号地というような埋め立てをするというふうに聞いております。
ということは、私どもは正式には承っていないんですが、安楽川以南についてたとえばさらにもし海浜を埋め立てるとかいうようなこと、いわゆる新大隅開発計画というものは、それは認められないんだということを私は知事にはっきりと申しておるところでございます。
○国務大臣(原文兵衛君) 先ほどもお答え申し上げましたように、私どもはいわゆる新大隅開発計画というものにつきましては正式には承っておりませんが、石油国家備蓄基地の位置につきまして検討に値するということを申し上げましたが、それはいわゆる新大隅開発計画を検討に値するといったことでは毛頭ございません。
新大隅開発計画というのは正式には私どもは承っておりません。
○原国務大臣 実は浜辺と松林、これは守られるという、それを守りながら景観についてぎりぎりのところをという観点から検討に値すると言ったわけでございまして、したがいまして、それ以上のものについてアセスするとかなんとかというのではなくて、それ以上のものがいわゆる新大隅開発計画であるならば、それそのものを認められないということでありまして、その方針は堅持していきたい、こういうふうに思っております。
いわゆる新大隅開発計画というものについては、われわれの方には、こういう案であるということは正式には何も言ってきておりません。
長官は、今回の石油備蓄基地計画に同意したことは新大隅開発計画を認めたものではない、今後の志布志湾埋め立て開発計画は認められない旨の発言をされておりますが、鹿児島県は昭和五十五年十二月に新大隅開発計画を決定しており、それによると、志布志湾に一号用地百八十ヘクタール、二号用地二百五十ヘクタール、三号用地七百三十ヘクタールを埋め立てることとなっています。
そこで、石油公団にお尋ねをいたしますが、さっき長官にも私お尋ねいたしましたが、石油公団は、新大隅開発計画と石油国家備蓄の問題とは、どういう関連性があるものとして受けとめて調査をなさり、そしてフィージビリティースタディーの結論をお出しになったのか。その関連性はないものとしてとらえて出されたものですか。その点を認識を統一しておきませんと困る問題が出てまいりますので、お尋ねをしておきたい。
○村山(喜)委員 そこで、この新大隅開発計画というのが昨年の十二月の十八日に決定をしたということで、私もここに資料を持っております。その計画によりますと、三号用地においては一千万キロリットルの石油の貯蔵施設をつくる。同時に三十万キロリットルの石油精製の事業をやる。この結果これだけの用地が必要であり、これだけの雇用量がふえるというような計画が鹿児島県においてつくられておるわけでございます。
先ほど先生からもお話ございましたように、私ども今度の志布志のFSをいたす際におきまして、新大隅開発計画の土地利用計画の中で石油の備蓄計画が示されているということは存じていたわけでございます。
この交渉も長年難航したのでありますが、五十五年の十二月、新大隅開発計画という形で新しく発表されましたけれども、内容はすべて第二次案とほとんど変わりはないという状況であります。そしてその間には、五十三年十月に志布志港の改定計画を策定しました。いわゆる新大隅計画のなし崩し着工ではないかと、現地では公有水面の埋め立て問題についての訴訟を起こして、現在係争中であります。
ところが、今度鹿児島県が五十五年の十二月十八日に決定いたしましたものは、新大隅開発計画と称して大隅半島の全体的な調和のとれた景気の浮揚政策、それはすべての面にわたります一つの膨大な地域計画であります。 そこで、初めに環境庁にお尋ねしておきたいのは、この新大隅開発計画というものは県の決定でありますけれども、国の大規模工業開発地域の計画ではない。
○村山(喜)分科員 そこで通産大臣、あなたにお尋ねいたしますが、この新大隅開発計画をお聞きになったことがございますか、あるいは現地を見られたことがございますか。
であるとしますならば、新大隅開発計画とかかわりを持っております志布志湾を調査対象としてほしいということについて、県は、地元住民に反対の意向があるにもかかわらず、かなり強くあなた方の方に要請を行ってきたはずでありますが、志布志湾が、今回、第二次の備蓄基地の調査対象から除外された理由は何でしょうか。
再三御説明申し上げておりますように、志布志港の港湾計画の改定というのは、現在の志布志港が能力的にもうパンクすることが見えてきている、したがって当該志布志港の拡張そのものはやむを得ない、こういう立場で限定的に私どもも同意したという筋合いのものでございまして、その際に、私どもが新大隅開発計画についていわばなし崩し的に了承を与えたというふうにとられることを避けるために、港湾審議会の場におきまして鹿児島県自身も新大隅開発計画
先ほど来局長からるる御答弁ございましたとおり、今回の港湾計画は新大隅開発計画とは別個のものである、さように私は理解をいたしておる次第でございます。 それからまた、御指摘の日南海岸国定公園の志布志地区は、国定公園といたしましてもきわめて重要な地域と考えておりまして、これを安易に解除するようなつもりは毛頭ございませんことを明確にお答えをさせていただきます。
宮崎県の問題につきましては、私、新聞報道を通じまして承知をいたしたのでございますが、この新大隅開発計画に関連する環境影響調査は宮崎県が独自に行ったものでございまして、環境庁といたしましては、この計画につきまして、将来仮に政府といたしまして何らかの意思決定が行われた場合には、鹿児島県側とあわせて環境保全上の観点から所要の意見を述べる等の対処をして県を指導してまいりたい、かように考えておる次第でございます
去る三月五日の第一分科会におきまして、志布志港の拡張と新大隅開発計画とは別個のものであるとの児玉先生に対する金子局長答弁は、昨年三月の港湾審議会におきまして、志布志港の拡張計画を審議いたしました際に、環境庁の立場を明らかにする意味におきまして発言したものと同一でありまして、その真意は、志布志港の拡張を承認するとしても、それは新大隅開発計画に対し前向きであることを意味するものではない旨、念を押したところにあります
○金子政府委員 私ども政府として新大隅開発計画に関与する段階が来れば、その段階で環境保全に十分に配慮しながら、何らかの意思の表明を行わなければならないと考えておりますが、現段階においては、先ほども申し上げましたように、この計画は県サイドで独自におつくりになったものであり、今回私どもが運輸省と協議いたしております志布志港の港湾計画改定とは別個のものである、こういうことでございます。
○金子政府委員 法案に関します技術的な問題でございますので、私から答弁さしていただきたいと思いますが、現在私どもが考えております環境影響評価法案は、計画策定段階におけるアセスメントを義務づけるということよりは、事業実施段階におけるアセスメントを義務づける、こういう考え方を強くとっておりますものでございますので、いわゆる新大隅開発計画を策定する段階とは一応切り離されている、こういうことでございます。
○金子政府委員 新大隅開発計画と志布志港の港湾改定計画は別個のものであるというふうに私ども一は考えております。志布志港の港湾拡張計画は、現在ほとんど完成を見ております第一次の港湾計画のみをもってしては、当該地区における輸送力等あるいは将来の発展など勘案いたしますと、不足するという資料がございますので、それに依拠いたしまして、海湾拡張計画そのものは認めざるを得ない。
○川崎委員 特にこの志布志の場合は、大隅開発計画、それが壁に突き当たり新大隅開発計画、そして次々に来ておるわけでありまして、隣県の宮崎県との問題もございますし、現地の反対運動もありましたし、それからさらに国定公園の解除の問題等もありますし、こういうことで非常に壁に突き当たってきているわけですね。
そういう意味では新大隅開発計画の突破口として、その着手の第一歩として「志布志港湾改訂計画」が生まれてきているんじゃないかという住民の疑問を解消してやる努力が中央、地方ともないといかぬ。じゃ、そのことを疑問を解いてやるということのために必要なことは、新大隅開発計画と志布志港の新計画とがこれは全く別のものであるということを説明できる根拠として何があるか、これはないと思うんだね。
それでは、時間がもうわずかしかありませんから、国土庁の方にいまの問題に関連をしてさらにお尋ねをしたいと思うんですが、国土庁としては、この新大隅開発計画と——国土庁も港湾審議会に出ておられるんだから、新大隅開発計画と志布志港の新しい計画というのは、これは全く重ならない、独自のものだという認識に立って港湾審議会には出られたんでしょうか。
○久保亘君 いま、これは新大隅開発計画とは全く別個のものであるということで環境庁が了承されたという御意見のようでありますが、そうであるとするならば、新大隅開発計画は一応白紙還元されたという前提がなければ、新大隅開発計画というのは、今度の定例県議会においても鹿児島県知事はできるだけ速やかに新大隅開発計画を進めたいと、こう言っておられるわけです。
○東中委員 新大隅開発計画、県がそういう計画を発表した。そして、それは五十三年度から入るんだと言っておったのが入れない状態になった。しかも、その大きな計画の中の一部、図面で言えば一号用地の部分の港湾計画の改定なんです。だから、全体のうちの一部の、しかし、それも相当大きいプロジェクトだということははっきり言えるわけです。
ただ、この問題は、去年の秋のこの委員会でも私お答えいたしましたが、新大隅の総合開発計画とは切り離して、昭和四十七年につくられました、目標年次は昭和五十二年でございますが、志布志港の港湾計画を改定するというものでございまして、新大隅開発計画のアセスメントと、それから港湾計画のアセスメントというのは、地域は一部ダブるにいたしましても、性格は全然別のものであるというふうに私たちは理解しておる、そういう性格
○金子説明員 新大隅開発計画は、鹿児島県独自の計画でございまして、私ども内容も承知いたしておりませんし、私どもがとやかく意見を申し上げる段階にはないと思いますが、一般的に申しますれば、岩垂委員おっしゃいましたとおり、自然保護の立場から自然破壊に反対するのは当然と考えております。
○上村説明員 先月末鹿児島県で発表されたところに従いますと、志布志港港湾計画というのは新大隅開発計画とは別個のものであるというふうに言われておるわけでございますし、私どももそう理解しております。
○上村説明員 私どもが連絡を受けました先月末の鹿児島県の知事さんから宮崎県の知事さんあての御連絡では、新大隅開発計画につきましてはいろいろな経緯があるから、引き続き両県に関係する事項について連絡調整に努めてまいりたい。